【講習会のお知らせ】中間水コンセプトによるバイオ・医療材料開発
2024.11.12
ヘルスケア・バイオ・医療分野は我が国の成長戦略にも位置付けられ、国際競争力のある製品開発への取り組みが期待されています。高齢社会において健康長寿実現のためにニーズの大きい材料・デバイスには、生体安全性および生体親和性が必要です。また、より価値の高い製品の開発のために、多様な機能を有する材料・デバイスが市場から求められています。
本講座では、各種医療デバイスの表面処理材として製品化に成功した材料を事例に、生体親和性発現機構や開発の技術課題、予防、診断、治療、病後の管理を支える生体親和性高分子表面・界面の設計と優れた材料のスクリーニング方法について解説します。
特に、製品の実使用環境には、水が存在する事実に着目します。水が存在する環境・生体環境下で機能する材料・表面・デバイス・製品を開発するためには、目的の性能に応じて製品表面へのタンパク質の吸着・脱離および細胞の接着・非接着を制御する必要があります。本講座では、最先端のバイオ界面の先端計測技術により明らかになった材料と生体成分の相互作用機構を、細胞レベル・分子レベルで解説します。これにより、次世代の製品化に必要となる材料・表面・デバイス設計の指針を講義・議論します。
企業、研究機関に所属し、以下の技術や事業の開発に携わる方を対象とした、中間水に関する講習会となります。
・医療機器、医薬品、食品、化粧品
・診断、治療、予防、病後の管理を行うデバイス
・防汚染表面の開発
・バイオデバイス、チップ
・バイオが関わるエレクトロ二クス、フォトニクス、ロボティクス、環境・エネルギー関連製品
・バイオ界面の現象を理解するための先端計測技術
・有機合成、高分子精密合成技術、有機、高分子材料の開発
・細胞やタンパク質が関係する表面
・細胞培養容器、再生医療用の足場材料
・リキッドバイオプシー関連製品
・機能材料の設計やスクリーニング技術
中間水コンセプトによるバイオ・医療材料開発
- 日時
- 令和6年12月 10日(火)~11日(水)
- ※1日単位の選択受講が可能です。
- 会場
- かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
- 定員
- 15名
- 先着順にて承ります。